派遣会社に登録すると、様々な仕事案件の案内がメールで送られてくる。
その中には、正社員がやっていた仕事・やるべき仕事の案件が増えてきた。
会社内のコストダウン→収益向上のために、正社員を減らすことで
一人当たりの仕事の負担を増やしたり、正社員の仕事を派遣社員に
移す場合も多い。
派遣会社からの案件メールを見ると、そんな仕事まで派遣社員に
させるのか?と思われるものがあり、下記紹介してみる。
上記は新規営業開拓の仕事で、営業担当が訪問するためのアポ取りの仕事
のようである。新規開拓の電話というのは通常、営業の経験と知識が
要るのだが「未経験歓迎」とある。
私はサラリーマン時代に「新規開拓」部署で勤務した経験があるのだが、
相手からの応答によっては、話の切り口を変えたり、専門知識で納得
してもらうことが必要になってくるのだが。
もう1件紹介してみる。
いきなり上場企業の決裁権のある人に電話して、セミナーへ誘う
仕事である。応募者は法人営業経験必要とある。
そんな方にすぐに電話をつないでもらえるとは考えにくく、
電話したとたん、断られるケースも多いだろうと思われる。
上記はいずれも、営業経験を積み重ねた人が、そのバックグラウンドを
生かして、注意して話を進めることが必要な繊細な仕事なのだが、
求人元の会社には、新規開拓の電話をする営業担当の方はいないの
だろうか?そんな余裕もないのか?それとも新規の電話がイヤなのか?
このような重要な仕事を、派遣社員にやってもらおうと決めた上司は
いったい何を考えているのだろう?
(追記)
その後、電話だけではなく↓法人営業そのものの仕事案件が来ていた。
営業の仕事は簡単ではない。
お客さんの立場からは、派遣であっても、会社の担当として見られる
わけであるから、正社員と同様、難しい課題や問題もおかまいなく
寄せられるだろう。
東京電力のグループ会社のようだが、そんな仕事を
時給¥1750でやって欲しいとは、なんと都合の良い会社だろうか。