日本を代表するピアニスト、辻井伸行さん。
ピアノだけでなく、彼の生きざまがすばらしいと感じるようになった。
そのきっかけは、下記↓の動画だ。
美しくきらびやかなその音色に感動しているコメントが多い。
BBCやウィーンをはじめとした世界一流の交響楽団とのセッションも
聞きごたえがある。
それなのに、彼自身、そんな経歴をひけらかしたり自慢したりしない。
どこかのご自慢社長とはえらい違いだ。
私には、辻井さんの演奏が演奏以上の表現をしているように
聞こえてくるのである。
辻井さんの奏でる音は、純粋に彼の意識そのものが表れているのだと
思う。彼の音楽に対する純粋な理解を、楽しく美しく表現して
みせてくれている。
そこには、盲目であるが故、世間一般の評価だとか社会の評判なんぞ
全く入る余地などないのである。
彼の存在は、そうした世間の雑音を一切気にすることない人生を
教えてくれている。『人生とは自分をこう表現して生きるのだよ』と。