就職・転職をしてみたいと思う会社の雰囲気や、どんな社員の方が
いるのか等、なかなかわからないものである。
私が実際に入社してみて、自分の肌に合うという経験もあるし、
聞いていたこととギャップを感じたこともあれば、転職に失敗して
しまった苦い経験もある。
一番良いのは実際に勤務している先輩などに聞くことだが、それが
無理であれば、下記の方法がある。ただし、注意しなければならない
点もあるので、それを承知したうえで聞く必要がある。
1.リクルート会社の方に情報をもらう。
転職先企業の営業担当の方がその企業を訪問しているので、情報は
もらえる。ただ、転職が完了して初めて転職先の企業から報酬を
もらうため、良い情報は教えてもらえるが、悪いところは、たとえ
知っていても絶対に言わない。
2.(内定をもらった後に)社員の方に会って話してみる。
通常はセッティングしてもらえないので、敢えてリクエストして
みてもいいだろう。私も面接企業に対し要望して会わせてもらった
ことがあるが、企業により対応が異なるようだ。企業側が、
あらかじめ差し障りのない方との面談にする可能性もある。
学生の場合、会社訪問時に社員の方に会わせてもらえないか聞いて
みても良い。中小企業であれば応じてもらえることが多い。
古い話になるが、私が学生の時の就職活動の頃、どのように仕事を
こなしているか実務担当者を呼んでもらい、話を伺ったことがある。
3.ネット情報で確認する。
「転職会議」などのネット情報から探ってみる。現社員や元社員の
方の口コミや評価が掲載されていて、正規なルートから知り得ない
情報もある。ただし、主観で書かれている場合が多く、部署の多い
大企業などは判断が難しい。ガセネタもあるかもしれない。
4.会社訪問時に、会社の理念や目的があるかどうか確認する。
会社によっては、ロビーに掲げているところもあり、自分の感性と
合うかどうか判断できる。私の経験では、理念・社是のない会社ほど、
社会に貢献するという視点が欠けている場合が多い。
あと大企業だから安心というわけではない。優秀な人も多いが、
人間性の悪い人もいる。