昨日の新聞に、以前私が勤務していた(一部上場)企業の
新社長のインタビュー記事を読んだ。
「電子材料部門」が2013年度営業利益の大半を稼いでいるが、
今後「自動車材料部門」への投資額を増やし、翌年には
10%以上の利益額アップを目指すという。
具体的な発言は記載されなかったが、このような投資には
コストダウンによる利益額アップ、
競争力のある製品開発、
グローバル展開などの意味が含まれているのだろう。
自動車業界に携わったことのある人はご存じだろうが、
比較的短期に投資効果の上がる電子業界に対し、
自動車業界のビジネスは中長期的戦略が必要となる。
なので数年単位の視点が必要なのである。
株式市場をにらんだ「リップサービス」的発言は、
投資家にとっては安心材料になるだろうが、
現場で働く(責任を負わされる)社員にとっては