先日の新聞に掲載された、今年4~9月期は「上場企業の6割が増収増益」とある。
金融機関の分析によると、「リストラで損益分岐点が下がったところに、
売上の伸びが伴って、利益が出やすくなった」と報告されている。
つまり、この増収増益の効果は、リストラの効果がベースになっているということだ。
そのためにどのくらいの人々が犠牲になっているのだろうかと思うと、
アベノミクスと喜んでばかりいられない。
今の日本の繁栄は、戦争で亡くなった人の犠牲に成り立っているという言葉を
良く聞いたものだ。
恩恵を受けるどころか、今現在苦しい思いをしている人を忘れてはいけない。
現代で言うと、経済勝ち抜き競争の犠牲者なのかも。