日本の場合、同じグループ会社からの人間が来ても、
顧客のように接待するという習慣は、あまりありません。
外資系会社とはいえ、日本人主体の会社では、それは同じ。
ところが、中国ではたとえ同じ会社でも、ゲストはゲスト。
ゲストをもてなそう、楽しんでもらおうという考え方があるようです。
いつもは仕事だけの出張だったのが、中国での展示会に参加させてもらい、
食事の他、気持ちのこもった「おもてなし」を受けたのでした。
ところが、日本では海外からの客に対して、少し冷たくあしらっている
ような気がします。
おもてなしを受けた私としては、今後仕事の依頼を受けた場合、」
なんとかしてやってあげようと思いますが、逆におもてなしを
受けなかった海外からのゲストが同じ立場になった場合、
そう思わないことでしょう。
この展示会の間、中国人の同僚の女性から「(教育のせいだと分かって
いても)日本人は嫌いだった。でもあなたが来てくれて、日本人に対する
印象が変わった」と言ってもらえたことは仕事以上の収穫だと思っています。