外資系会社での営業サラリーマン時代、おバカ上司を人事に訴え、
社長と人事と3者面談したことがあった。
社長がいるその場で、上司に「我々の仕事の目的は何でしょうか?」と
質問したところ「しっかり製品をPRして売り上げを上げること」という
答えが帰ってきた。
役割としてはそうなのだが、それは手段であって目的ではない。
この手段と目的をはっきりさせて成功させている会社の記事を拝見した。
道路に設置されている特殊ミラーの製造販売を手掛ける会社である。
スーパーの防犯ミラーや、学校での衝突防止ミラーを開発し、
長い営業活動の結果、ついに航空機へ販売を果たした社員数34名の
中小企業なのである。
この会社がミラーを販売する目的は、記事にも書かれている通り
「安心と安全を提供すること」
一方で、仕事の目的と手段を取り違えている会社が多いと思われ、
全く気が付いていない上司や経営者も相当数いると思われる。
自分の会社が気がついていなくても、担当者自身がめげることなく
自分の信念を貫いていけば、報われる日が来ると思う。
ちなみに、冒頭のつたない上司の回答に対し、私はこう答えた。
「我々の仕事の目的は、お客さんの役に立つことです」
「売上は結果として付いてきます」