私が初めて会社を退職したのは、入社後10年余りのとき。
退職理由は、この直前の記事にも書いたが、仕事量が
増え続け転勤後にピークに達し、しかも給料を下げられる
という状況になり、我慢して仕事を続ける気力を失って
しまったからだ。
すぐに転職をしようとは思わず、友人を頼って海外滞在する
ことにした。現地で語学学校に通い、短期であったがJTBの
海外提携会社で、現地人と一緒に仕事をしたこともある。
2年半の滞在で、ゆったりと英気を養う時間をもらったが、
海外で仕事をするのには、言葉の問題は別として一長一短ある。
帰国後、すぐには正社員の仕事にはありつけなかったが、
契約社員をしながら転職先を探し、ようやく法人営業職に
復帰でき、外資系企業での勤務生活が始まった。
しかし、ここから再び(仕事ができない)上司との関係が
始まることになった。
それ以後も、外資系企業へ数回転職を繰り返したのだが、
一番の理由は、嫌な上司との関係を終わらせたいというもの
であった。
だが、転職したとしても、それに逃げずに正面から取り組み
自分で解消しない限り、同じ問題が毎回追いかけてくるのである。
最後の外資系勤務時には、同僚たちも嫌がる上司のおかげで
職場の雰囲気が悪くなり、私は人事に訴えることに決めた。
そして、社長・人事・上司を含めた4者会談を設定してもらい、
上司の悪いところを指摘しまくった。
その後まもなく、私はめでたく新規の部署へ異動となった。
上記のような揉め事を起こしたおかげだ。
自分が出くわした問題には、何らかの決着をつけないと
いつまでも同じ階段をぐるぐる昇っては降りる人生になることを
知っておいた方がよいと思う。