サラリーマンを退職後、数年の間にいくつか派遣社員の仕事に
お世話になった。合計200~300の仕事に応募しただろうか。
数十件程度の応募で、派遣の仕事に就けないと嘆いている人は、
まだまだ甘い。
残念ながら、50歳のおじさんに積極的に仕事を紹介してくれる
派遣会社は皆無。大手ですらそうだった。
臨時コールセンターとか、調査会社の季刊業務などは人手がいる
ので申し込めば、だいたい採用されるようである
最も職種の多い事務職については、
派遣社員に対しても、採用する企業側がこんな人を採用したい
という採用像があるようだ。
それは、「仕事経験のある20~30代女性」
なので、仕事への能力を満たしていても
おじさんはハナから対象外なのである。
ある方(サラリーマン)から、こんな話を聞いた。
勤務部署が殺人的な仕事量に対処するために
派遣社員を雇うことになった。
そして、面接した2人の女性がいた。
①中年女性で仕事がバリバリ出来そうな人
②仕事はトロそうな感じだが、外見の可愛い20代
派遣社員でも、採用決定権は上司。
部署にとっては、即戦力で助かりそうな①の方を採用して
欲しかったが、なんと上司は②の若い女性を採用してしまった。
理由はただ可愛いからだったそうだ。
部署としての忙しさはあまり変わることはなかったという。
採用した上司は、担当ではないためそんな大変さはわからない。
わからない人が決めるから、当部署が楽にならない。
その後、どうなったかは知らないが、担当者の方は本当に
気の毒である。