私は6年前、10年以上勤務した会社(1部上場企業)を退職
しました。
一番の理由は、仕事と給料の不公平感、二番目の理由は、
いざというとき頼りない上司に愛想が尽きたためです。
我慢しながら仕事を続けるのを止めたのです。
組織の中で働くということは、いつでも替わりの人間はいる
ということです。辞表を出してから、上司の引止めにもあいましたが、
それは上司本人が困るからという理由だけのこと、というのを痛切に
感じました。
ちょうどリストラの嵐が吹き荒れていたころで、その後、組織で
働く環境は大きく変わりました。
「会社と社員は対等」という思想はたいへん勇気がいることですが、
これから生き抜いていくなかで(辞める辞めないは別にして)、
会社に対して、対等に物を言うということは、これから各個人が
持つべき基本的な考え方ではないかと、痛感しています。