日本を代表する企業のひとつ、東京電力
計画停電を「実施する・しない」と振り回す体質は、
経営者や管理職の意思決定のなさを示している。
実施しない場合の「説明」を加えておけばよいのに、
悪いことに実施予定外のエリアまで停電させてしまった。
このような「やる・やらない」をはっきりしない場合や、
説明不足で予定外のことが発生してしまうのは、東京電力に
限ったことではなく、私の所属する中小企業でもよく見られるもの。
企業の体質を悪くしているのは、明らかに部長職以上の
管理職や経営者である。
なぜか?
それは、市場や現場からの声を聞いていない、聞いても
経営判断に活かされないのと、ある判断を下した時に、
どのようなことが起こるかの想像力に乏しいせいである。
最悪の場合、独断のもとに業務が進められ、誤った方向に
進むことさえ気がつかない経営者もいる。逆に、現場からの
たたき上げの経営者には、そのような方は少ない。
今の会社には、素人判断が多すぎるのです。