以前からスピリチュアル系の動画が多数存在しているが、
最近は以前よりもますます増加の一歩をたどっていて、
動画のサムネイルもこだわって作られているモノが多い。
過去にも記載している通り、本人が何を語ってもアップするのは
自由だと思うが、なかには疑問を感じざるを得ないものもある。
今回はそのひとつを取り上げてみた。
個人的に全く興味が無いので、動画自体はほとんど視聴していないのだが、
ひじょうに素朴な疑問が湧き、この動画にコメントを付けることにした↓
小さくて見にくいが、
「人間の臓器まで視えてしまうということは、相手の裸も視えてしまう
ということですよね・・(°0°)」と入れてみた。
真面目に霊視鑑定を受けたいと思う方は、こういう心配はしないだろうか?
依頼する方にとってみればイヤなハズである。。
数日前に入れたばかりなので、返答はまだ来ていないのだが、
動画投稿者から無視されるのか、削除されるのか、それとも
「悪い臓器だけが浮き彫りになって視えるので、裸は視えません」と
いった様な返答が来るのか、いずれかだろうと予想している。
それにしても、こういった霊能者の動画や占いサイトでは、
「本物の霊能者」「予言的中」
「○○随一」「最強ユタ」「圧倒的霊力」
などという、目を引くフレーズが溢れている。
上記の方もご自分のことを「日本トップクラス」とか
「指折りの大霊能者」などと表現しているのだが、何を基準に
そう言えるのか根拠が全くわからないのである。
しばらく時間を置いて、何か反応があれば下記に追記していこうかと思う。
【追記】
コメントを入れて1ヶ月経過したが、返信はなし。
「痛みだけが視えるのです」というような返信を期待していたが、
答えられないというのが正直なところだろう。
なぜこのような誇大表現をするのか、
それは、第一目的が「カネと名声」だから、と推測できる。
これは人だけに限らず、販売されているモノにもあてはまるので、
冷静に考えて疑問を持ったら手を出さない、
というのが鉄則と思われる。
本日紹介するのは、長浜浩明著「日本の誕生 皇室と日本人のルーツ」
(2019年)。
個人的に、日本の古代史には興味はなかったのだが、動画の紹介
で知り、読んでみると内容がかなり衝撃的であった。
古代史については学校の教科書なんか読むよりこの書籍で充分だと
感じた。
帯に書かれているとおり、これまで「神話」とされてきた神武天皇
から始まる古代天皇の存在や、神武天皇が宮崎からはるばる奈良へ
遠征し、天皇制や大和朝廷に繋がる礎をつくってきた物語が書かれて
いる日本書紀・古事記を解読し、大阪市域~河内にかけての科学的な
地層調査結果をもとに、それが史実であったことを示す書なのである
それだけではない。
自身がODAで中国・敦煌を荷物を抱えて「陸行」した実体験をもとに
魏志倭人伝を「素直に読めば邪馬台国はこの辺りになる」と福岡県に
特定した説明には説得力がある。また勢力を拡大した大和朝廷が、
衰退した邪馬台国のある九州を平定したことを、日本書紀や中国の
『後漢書』倭伝など、各史料を精査することにより論理的に説明して
いる。
著者は日本人のルーツにも注目し、日本人を含む東アジア諸国のDNA
分析結果から、
「韓国人は日本人と中国人の混血民族」
「沖縄の人々のルーツは日本、特に南九州であることが確定した」
と述べている。
このように、従来の「日本人の祖先は大陸からやってきた渡来人」説を
大きく覆している。
また「アイヌは縄文人の子孫」ではなく、元々樺太などに住んでいた
民族であり、「日本人や琉球人とは別民族である」ことを主張している
最近は、日本の縄文時代の遺跡発掘や研究が進み、1万年~1万5千年
程度続いた文明であることが次第に明らかになっており、学者によって
は世界最古の文明だと言う人もいる。
著者も青森県の遺跡から発掘された土器片の年代分析により、日本で
最古の土器が一万六千年前に作られていたこと、縄文時代以前の
旧石器時代の遺跡が発見されていることにも注目している。
さらに、韓国・釜山の東三洞貝塚から大量の『縄文式土器片や、
西北九州型の釣針・黒曜石が出土』したこと、韓国の慶尚南道や
北朝鮮北部の咸鏡北道の貝塚から日本の豆粒文土器に似た土器が発見
されていることについて、著者は「日本から渡った縄文人が残した
文化」であり「韓半島各地へ移り住んだ縄文時代の人々が日本との間を
往来していたことを意味する」と断言し、他の根拠として「韓半島
南部から発掘された同時代人骨が、縄文人骨に酷似している」ことを
挙げている。
そして、日本が縄文時代の初期の頃、朝鮮半島の人々が絶滅し
約5000年間の間、朝鮮半島が「無人地帯」であったことから、
「(紀元)前5000年頃に住み始め、三千年以上にわたり半島の
主人公だった人々のルーツは日本」の縄文人であり、
「韓半島に残された三千年以上にわたる文化は、全て私たち日本人
の祖先が伝え、教え、残したもの」であり、「韓民族の文化の
基礎は日本から移り住んだ人々がつくった」と結論づけている。
縄文時代から歴史を下り、弥生時代を過ぎると、「前方後円墳」を
特徴とした古墳時代が日本にあるが、韓国にも前方後円墳が
少なくとも14基発見されているという。
最近(2021年)では下記のような報道もあった。
日本の古墳に似たものが発見されると、韓国の歴史にとっては
非常に都合が悪いのである。
著者の史料の解読は、韓国の正史とされる「三国史記」にまで
及ぶ。
そのなかには「倭人」(北部九州から来た日本人)の表現が
いくつかあり、朝鮮半島にあった古代の国 新羅の王族の祖先が
日本人であったことを読み取っており「韓国人の祖先の地は日本」
とも結論づけている。
著者の長浜浩明氏は、設計会社に35年従事したサラリーマン出身の方
であり研究者ではないのだが、著名な大学教授や作家の方が書いた
古代史に関する多くの文献に対し、ことごとく反論を展開していて、
「何の根拠も提示しない」「論理的一貫性がない」「珍論・奇論」
「古事記を読んでいない」「日本書紀を読んでいない」
果ては「学者としての資質に疑念あり」とまで断罪し、痛快である。
これまでの日本の古代史の「常識」を覆すこの著書だが、実は
最終章に著者の思いが最も強く込められているのである。
「終章 なぜ、戦後の古代史論は正気を失ったか」
それは、戦後、米国による約7年の日本占領の方針として、
日本人の思想を「検閲」し、危険な人物を「公職追放」したことに
始まるという。
「米国は、日本が二度と立ち上がれぬよう日本人の精神を改変する」
ことに着手し「その本丸が、歴史教育」だったということである。
「戦前の価値観を破壊するため、戦前の犯罪者や共産主義者を開放
して権力を与え」「国民の洗脳を推し進めた」。いわゆるWGIP
「War Guilt Information Program」というものである。
当時、米国の指令で「教職追放」も行われ、空いた教職のポストに
「反日左翼が “教職適格者” として埋めて」いったということである。
教育者たちは「相互密告」「思想チェック」が行われ、古事記や
日本書紀の内容を教えようものなら教職から追放され生活できなく
なるため、思想転向する教育者もいたという。
このように「日本中の大学、特に教育学と歴史学は反日左翼の巣窟
と化していき」「大学、高校、小中学に至るまで」「プロパガンダ
の場と化していた」ことを苦々しく語っている。
確かに学校で使った教科書に出て来る古代史は学んだ印象が薄い。
日本書紀や古事記の内容にほとんど全く触れることはなく、
「神話」のごとく扱われているのは、著者曰く「日本書紀
にある神武東征と神武天皇による日本建国の話は古代史学者や
考古学者の手に抹殺された」結果ということだそうだ。
よく韓国政府の「歴史歪曲」問題が取り上げられるが、日本の
古代史は、日本人自身によって歪曲されていたということである。
教職追放令は1952年に失効し、それから70年近くなるのにも
かかわらず相変わらず左翼学者は多く、現代のメディア報道も
反日の嵐でうんざりする。
しかしながら、「真実」を明らかにした著者のの言葉が、
私たちに希望を与えてくれる。
「事実に基づき、科学的・論理的に古代史を捉えることで」
「わが国の正史・日本書紀や古事記が輝きを増し、日本の礎たる
皇室と私たち日本人のルーツが明らかになった、そういう時代に
至ったのです」
近い将来、日本の縄文時代が「世界最古・最長の文明」として
世界史に記録されることで、世界から尊敬され、何よりも我々が
自分の国の歴史に強い誇りを持つ時が来ることを、切に願うばかり
である。
前記事で紹介した、古田博司著「韓国・韓国人の品性」には、
「日本人にはチャイナ、コリアに対する伝統的生理的な嫌悪感が
ある」と分析している。観光客のマナーの悪さ、中国政府・
北朝鮮・韓国政府の横暴に辟易している部分もあるだろう。
著者が言う『嫌悪感』というのは、日本ではいつから始まったの
だろうかと思っていたら、下記の書籍のなかに、それを示すかの
ような記述を発見した。
「ヤクザと妓生(キーセン)が作った大韓民国 日韓戦後裏面史」
菅沼光弘・但馬オサム著 ビジネス社。
著者のひとり菅沼氏は、東大法学部卒の元公安調査庁の部長であった
方で、彼の仕事を通した対談書(回想書)である。
戦後直後の混乱期から、1965年の日韓基本条約までの交渉、現代の
日韓関係まで役割を果たした黒幕・朝鮮人ヤクザ・妓生・日韓の
大物政治家などが絡み合う「裏歴史」について記載されたもので
ある。韓国と関係の深い電通(社長)、伊藤忠商事、イトマン、
東レなど日本の大企業名も出てくる。
この中に、但馬氏の【解説】があり、興味深い記述がある。
それは、在日弁護士 権逸(クォン・イル)が『回顧録』
(1978年)という著書のなかに記した、戦後の在日朝鮮人の
振る舞いについての引用部分である。
「≪法はあって無きに等しく、警察は文字通り無力であった。
したがって、非人道的で破廉恥な行為が平然と行われ、理性が
喪失した社会のようであった。このような社会状態が醸し出し
たものであるかも知れないが、左翼朝鮮人だけでなく、一般の
在日同胞のなかにも、故なく威張り散らして、法を無視する
ことが少なくなかったことは、良識ある同胞の憂慮することで
あったし、私たちは見るに忍びなかった。当然のように無賃
乗車する者もいたり、中には白墨で車内に『朝鮮人専用』と
書いて他人が入るのを拒むことすらあった。傍若無人という
ほかなかった≫」
「≪顧みると、当時のこのような行動は、長い間抑圧されてきた
者の自然発生的な反発感から出たものであり、またそれらの者
たちにとって感情的には痛快感が得られたかもしれないが、
このような行為は敗戦で委縮した日本人の胸に、朝鮮人に対する
憎悪感を植えつける要因になったのではないだろうか。加えて
朝連と建青の絶え間ない抗争は、この憎悪感を増幅させた上、
新たな軽蔑感を生じさせたのはなかろうか≫」と分析している。
(注)
朝連:在日本朝鮮人連盟
建青:朝鮮建国促進青年同盟 を表す
著者も指摘しているが、この時期から在日朝鮮人への『嫌悪感』
が、一般の日本人のあいだで広まったのではないかと考えられる。
今年の夏、NHK広島放送局が、戦中戦後の広島に生きた日本人
3人が『もし75年前にTwitterを使っていたら』という設定で
投稿した内容が、朝鮮人差別だとして問題になり、現在NHKが
在日団体から謝罪や人権救済の申し立てを受けている。
1945年8月20日付の設定として6つの投稿として公開されていた
もので、それを読むと当時子どもだった方が、その子ども目線で
正直に表現されたものだとわかる。それが上記『回顧録』に
書かれた朝鮮人の振る舞いの様子と見事に一致するのである。
私と同じような感覚を持った方が、すでにこの『回顧録』を紹介
しブログで発表しておられたので、下記の2記事を紹介する。
NHKひろしまの朝鮮人差別問題を受けてか、NHKは2020年10月30日
「首都圏情報 ネタドリ!」で朝鮮人差別について取り上げていた。
なぜ彼らへの差別が起きるのか歴史的背景に言及せず、日本と朝鮮半島
間の歴史には詳しくないと思われる イラン人タレント サヘル ローズ
さんをゲストに呼び「外国人へのヘイト・差別はダメ」と強く言わせた
番組に姑息な印象を持った。(下記 追記1も参照)
朝鮮人の態度やマナーの悪さだけであれば『嫌悪感』は一時的なもので
あったかもしれない。しかし、それは更に彼らの政治行動にも表れて
来るのである。
終戦直後、在日朝鮮人のための互助的組織として設立された団体が、
政治活動化し他の朝鮮団体と集合離散を繰り返し、テロ活動を行う団体
へ変貌していったことが、この「ヤクザと妓生(キーセン)が作った
大韓民国」に詳しく記載されている。親日派の朝鮮人もいた一方で、
戦前から日本共産党に入党した在日朝鮮人が多数いたとのことである。
そのなかで著書に出て来る「祖国防衛隊(祖防隊)」とは、
「共産党の別働隊として、戦後、合法政党として再出発した日本共産党
が表だってできない、交番焼打ちなどのテロ、火炎瓶闘争を一手に
引き受けています。いわば、暴力の下請け」組織であったと紹介されて
いる。
この団体が起こしたテロ事件について表でまとめてあるので、
下記ピックアップしておく。「日共」とは言うまでもなく
日本共産党のことである。
また、在日ヤクザの発言として『ヤクザの全構成員のうち』、
『30%が在日韓国朝鮮人』、菅沼氏の聞き取りでは「在日に関しては
3割じゃない5割だ、という幹部もいるくらい、在日とヤクザの関係
は深い」ということである。割合の根拠はわからないが、相当数の
在日ヤクザが存在してきたと思われ、この著書では、日本人名を
持った在日ヤクザの暗躍ぶりが多数取り上げられている。
以上のように、日本で朝鮮人(韓国人)に対する差別やヘイトが
起こってきた合理的理由があったわけである。
現代では差別もヘイトもダメである。しかし、彼らの歴史・文化・
人間性、彼らが日本でしてきたことをきちんと理解し、感情的にならず、
彼ら(彼らの国)の存在を正しく無視すること、そして在日朝鮮韓国人
だった方が日本に帰化し、国の税金を使って祖国のために働く国会議員
(立憲民主党に多し、追記2参照)を厳しい目で追及する意思が、
これからの日本人に必要と思われるのである。
追記1)
戦前のころ黒人が来日した時に「黒人を差別せず受け入れていた」
という記事を読んだことがあり、今回その記事を改めて検索してみた。
また、宮脇淳子著「中国・韓国の正体」では、李氏朝鮮時代から続く
朝鮮人(韓国人)の差別意識を下記のように述べている。
「支配階級である両班(ヤンバン)は、奴婢(ぬひ)を自分たちと
同じ人種などとは夢にも思わなかった。儒教に凝り固まった両班に
とって、汗を流すのは下層の人間のすること」「肉体労働は”異人種”
である奴隷にさせればいい。その差別意識はわれわれ日本人の想像
を絶する」「ベトナム戦争に参加した韓国軍が、ベトナム人を
見下して残虐の限りをつくしたこともよく知られている」
日本人の差別ばかり取り上げる反日マスコミは、偏向報道以上に卑怯
である。
追記2)YouTube動画↓
追記3)
菅沼氏は儒教国家である韓国社会について、こう断裁している。
「何よりも血縁、次に地縁。忠よりも孝、公よりも私が優先される
社会です。一族の中に一人成功者が現れると、その成功者は
親戚縁者に何がしかの金品、あるいは職務上のポストを与えなければ
いけないのが暗黙の鉄則です。縁者は平然とそれを要求するし、また
成功者は分け与えることを面子としてそれを拒めないし、まず拒む
ことはありえない」「そういう精神土壌の上に立つ国の政治家が
『公僕』たりうるはずがない」
「汚職なんか当たり前。捕まることを覚悟の上で五年の任期の間、
取れるだけ(賄賂を)取り、肥やすだけ私腹を肥やそうというのが
韓国の大統領」「エラいヤツは死刑にならない。庶民が犯罪やれば
バンバン殺される。つまり、エライ地位についているということは、
『徳』がある人と言う意味になる。『徳』のあるものは罰せられない
というのが儒教社会」
今回紹介する書籍は「韓流時代劇と朝鮮史の真実 朝鮮半島をめぐる
歴史歪曲の舞台裏」宮脇淳子著 扶桑社 です。
タイトルにあるように、韓流歴史TVドラマを学術的に観察することで、
彼らの「歴史歪曲」の全貌を明らかにするだけでなく、さらに韓国人の
性格や考え方、日本との比較文化論、韓国の歴史の暴露話にまで及んで
いて、興味深い内容になっている。
韓国で英雄視されているような歴史上の話が、著者により次々にウソが
暴露されていく展開に驚き、何度も笑いがこみ上げるほど。
結論から言うと、自国の歴史観については、米スタンフォード大学の
研究者グループの比較研究で出た下記の表現に尽きるとのことだ。
日本の歴史は『ヒストリー』
中国は『プロパガンダ』
韓国は『ファンタジー』
韓流歴史ドラマを視聴するときの、著者の注意点として、
「自分たちの歴史の正当性、優越性を主張するために、確信犯的に
過去を美化したドラマ」をつくり、「国威高揚の意図」がみえみえで
視聴者を、捏造とウソで「洗脳」してしまうような作りになっている
とのことで、著者は北朝鮮も、韓国も「国民のマインドコントロールと
いう面において、全く同質の国」と言い切っている。
至極驚いたのは、北朝鮮・韓国では、朝鮮半島での神話を史実として
小・中・高の教科書すべてに記載され、授業で教えられているのだと
いう。受験戦争が激しい韓国では、神話も大学入試問題として出るの
だろうか?
一方、北朝鮮では、神話の人物『檀君』の墓が平壌市内の山で発見され、
「玉のように美しい、身長約3メートルの人骨が出て」北朝鮮の
『電子常磁性共鳴法』という方法で分析した結果、「5011年前の人骨
だとわかった」とか、芸人のネタではないかと思うような、驚愕の
歴史観を見せつけられる。
なぜ、彼らがこのような歴史観を持っているのか、著者が全体を通して
その理由について何度も記載しているが、朝鮮人・韓国人の精神構造を
知る上で、極めて重要と思われる。
それから、時々彼らが「日本のこの文化は、韓国から始まった・・」
などと突然主張することがあるが、著者は「もはや韓国の”病”」とさえ
断言している。
古代の日本語は『万葉集』に残されているのに対し、朝鮮半島の古代語
は全く残っていないのに、在日の学者が「日本の万葉仮名より前に
朝鮮半島には文字があった」とか、「卑弥呼が(朝鮮半島の)伽揶国の
王女だった」とマジメに主張する韓国の学者がいるそうなので、
その程度のレベルの人達が集まった国と思えばいいと思う。
著者は、韓国の社会構造を、特に李氏朝鮮時代の社会構造・精神性・庶民
の境遇について数多く記しているが、これまで韓国に対し持っていた敵意
が悲哀に替わってしまうほど、酷く醜いものなのである。
何かと朝鮮のために尽力してきた福沢諭吉が「朝鮮という蛮族に失望した」
(*追記参照)という表現にも、うなづける。
この書の最後では、近代から戦後にかけての、米・日本が朝鮮半島・中国
へしてきた対応の悪さも指摘しているものであり、日本のリーダーが
こうした歴史の過ちから学び、日本の国益を守る「したたかさ」を合わせ
持つことを切望している。
実際に放送された各韓国歴史ドラマについて、おかしな点の記述は多数
あるが、当ブログでは下記にかいつまんで紹介しているので、興味の
ある方はこの本の一読を。
また「日本人が韓国人にハングル文字を教えたこと」について、その
経緯もこの書に記されているのもありがたいことである。
著者は学者であるが、ここまで暴露し、かつ韓国人への皮肉たっぷりの
コメントや「ウソ」という言葉が数え切れないほど多数つけられている
ため、大手メディアや学術会議などには、一切呼ばれないだろうという
ことが予想できる。
『朱蒙 チュモン』
○紀元前37年ごろ高句麗を建国したという伝説を、大胆な脚色で美化
しまくり、当時には絶対にあり得ない豪華なデザインが入った鉄製の
鎧や馬具を身につけさせている。
○史実にはない「古朝鮮」という王国の設立物語をでっちあげ、史実
ではドラマの400年後におこる漢の国から防戦したことを、
ごちゃ混ぜにして描いている。
『太王四神記』
○史実にはない「西百済」という表現の国が、中国の山東半島付近に
描かれている。
○「新羅」の建国時期は、高句麗や百済に続く最後なのに、史実の500年
も前に(高句麗や百済よりも先に)なっている。
『善徳女王』
○2人の女性の登場人物が対立・対決するという「美室」と「徳曼」に
ついて、「美室」は第一話から登場し、「子どもだった真興王」と
いう登場人物が「老けた王様になっているのに、彼女(美室)だけが
同じ顔で」「若くて綺麗なまま」
○舞台となった「新羅」は、「(朝鮮の)三国のなかではシナ文化が
一番遅れた辺境」なのにもかかわらず、ないはずの時代に「立派な城」
「金ピカのピラピラしたカーテンや、天蓋つきの豪華なベッド」とか
「花を浮かべたお風呂」、明時代や李氏朝鮮時代が混在した家具、
「髪型もアクセサリーも、資料がないからやりたい放題」「食卓も
あり得ない豪華さで、南国的な果物などがたくさん並んでいる」
『宮廷女官チャングムの誓い』
○「チャングムが料理人であったという史実は一切なく、100%フィク
ションであると制作サイドも証言している」という。料理対決は、
「日本の『将太の寿司』というマンガにヒントを得て取り入れたそう」。
また「医女としてのチャングムの活動も中宗実録には数行記載されている
だけでドラマ内の活躍はすべて創作」とのこと。
○「宮廷女官になることは王様の疑似婚姻関係を意味するので」
「チャングムのように王宮を勝手に出たり入ったりすることはでき」ない
「王様以外の男性と恋愛関係を持つことも許されません、ましてや
チャングムのように両班のミン・ジョンホと駆け落ちするなんて言語
道断」
○チャングムが病弱になった王のためにつくったサムゲタンが、文献に出て
来るのは20世紀になってからで、おそらく当時は存在しなかった料理
『ファン・ジニ』
○「さまざまな色や柄のチマチョゴリを着た妓生(キーセン)が」「長い
髪を非対称に高く結い上げた独特の髪型も、豪華な装飾品で飾り立て
られ」「男性の絹織りの色とりどりの衣装には刺繍が施され「とても
当時のものとは思えない衣装の派手さ」
○李氏朝鮮時代は「一般庶民は高価な輸入品である染料を使った服を庶民が
買えるはずが」なく「色付きの服を着られるのは両班や豪商何度の特権
階級に限られ、それ以外は白布でそのまま作った服を」着るのが普通。
○「李氏朝鮮時代は儒教的価値観から商工業に携わるのは卑賊の人間だと
差別され」た社会であったため「染料を作る工業技術が育たなければ、
色付きの服を量産することはできない」
『イ・サン』
○ウソが一番目立つのが戦闘シーンで、朝鮮半島では「文官のほうが
ステータスは上で」「伝統的に武官の地位は低」く「武人をバカにして
武芸の鍛錬に熱心じゃなかった国」だから「系統だった武道は一切
残ってい」ないので、「イ・サンがあんなに武芸に優れていて、自分で
バッタバッタと悪漢をなぎ倒したというのはあり得ない話」
○「李氏朝鮮には商店が存在しなかった」「専売商人という御用商人の
商店が一か所に集まっていましたが、常に戸が閉まっていた。商人は
宮廷に品物を納めたり仕入れたりして、宮中の御用をするだけが仕事」
「唯一開いている商店は、筆屋と真鍮の食器店ぐらい」で、「商人は
全員が宮廷御用達商人だった」
○当時の貿易は政府の認可が必要で「国の命令がなければ動けない」ため
「それ以外に勝手に行うのは密貿易」になる。なので「ドラマに出て
くる専売商人と私商人の争いというのもフィクション」
○「李氏朝鮮は米や布を貨幣代わりにしていたので、実態はほとんど物々
交換に近い。ドラマでは街の商人が銅銭をやりとりしていましたが、
あれは自分たちが文明国だったという願望を映像にしただけ」「だから、
物を盗むことはあってもスリが小銭を盗んで逃げて行くといった光景は
ありえない」
著者の補足として「一応、貨幣があるにはあって、政府は流通させよう
とは していましたが、全然うまくいかなかった」とのことである。
李朝時代について
東洋史研究学者の古田博司は、その著書「韓国・韓国人の品性」で「李朝
時代の一般庶民は、商人卑賤視、商業抑圧のイデオロギーの実践とその被害
をまともに蒙(こうむ)り、ほとんど自給自足に近い極貧の経済のなかで
五百年間の製の営みを繰り広げなければならなかった」と記述している。
また「ドラマでは、色彩にあふれているが、ほんとうは顔料や染料がない
ので、民間に色はない」「朝鮮にほぼ白磁しかないのはそのためで、民衆の
衣服が白なのも染料が自給できないから」であり「上級階級だけは中国で
交易する御用商人から色のある布を買っていた。地方の両班(ヤンバン)は
染屋を使った」
そのうえ「曲げ物の技術がなく、車輪も樽もない。物は背負子に担いで
人が運んだ」のであり「李朝は、実は日本が中世の頃に、なおも古代を
続けていた国家であった」と断言している。
※ちなみに(李氏朝鮮含む)朝鮮王朝は1393年から、(日本は明治時代の)
1910年日韓併合まで続いた時代を表す。
当時朝鮮がどれほどひどい暮らしだったのか一目瞭然である。
*追記
別著書「中国・韓国の正体」にて、福沢が失望した事件について簡潔に
述べられている。
「朝鮮近代化のため物心両面で支援していた開化派の金玉均(きんぎょく
きん)たちが、『甲申(こうしん)政変』(1884年)後に首と手足を
バラバラに晒されるという残忍な方法で処刑されたことに、福沢は心から
怒り、朝鮮と言う蛮族に失望したのである」